2021年12月31日金曜日

三岐鉄道803F 貸切・撮影会①



2021年11月21日(日)、三岐鉄道三岐線にて貸切・撮影会を行いました。当日の様子を二部に分けて紹介します。はじめに本記事では、貸切列車について書きたいと思います。今回、貸切列車としてお借りしたのは803F「赤電」(元西武鉄道771F)。西武鉄道時代の装飾を施して保々~西藤原間を1往復、走行しました。


出発前



受付、全体説明の後、車両への装飾…慌ただしい朝でした。一通りの準備を終え、出発直前に撮影した1枚。「いよいよ始まるんだなぁ…」と実感した瞬間でした。


往路(1201列車)



西藤原方は「準急 拝島・多摩湖」行先板を掲げて走行。701系に行先板??と思われた方も多いかと…今回の貸切列車では、拝島線開通時を再現しました。拝島線開通時、「拝島・多摩湖」の幕が収録されておらず、行先板を掲げて運転していたようです。『鉄道ピクトリアル2013年12月臨時増刊 西武鉄道』p.110(株式会社電気車研究会)や『写真で見る西武鉄道100年』p.31(株式会社ネコ・パブリッシング)に、その様子が掲載されています。ただ、実際に掲げようとすると行先板の穴と種別板フックの位置が合わず…安定した取り付け方法を考案するのに苦労しました。


撮影会(@西藤原)




限られた時間ではありましたが、西藤原での折り返しの合間に撮影会を実施。種別板や方向幕、ヘッドマークを替えながら、楽しいひと時を過ごしました。


復路(1202列車)


復路の近鉄富田方は「西武秩父」幕に、「奥武蔵」ヘッドマークとしました。種別板は西藤原~三里間が「快速急行」、三里~保々間が「急行」。藤原岳バックに「奥武蔵」、いつか見てみたいと思っていましたが、自分で実現させることになるとは…。「奥武蔵」については、以下の記事もあわせてご覧いただければと思います。
入庫



参加者全員が節度ある行動をしていただき、トラブルなく終えることができました。貸切列車の運行にあたって乗務員さんをはじめ、三岐鉄道株式会社の担当者さまには、様々な面でご配慮いただきました。心より御礼申し上げます。

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以前、西武秩父のように「西武」という文字を含む駅名や、「奥武蔵」ヘッドマークを掲出しての走行は不可でした。ですが今回、これら装飾の掲出について、ご承諾いただくことができました。詳細は割愛させていただきますが、ご理解いただきました西武鉄道株式会社にも、心より御礼申し上げます。

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